南条兵衛七郎殿御書

 次に、『南条兵衛七郎殿御書』。 南条兵衛七郎殿御書                                いかなる大善をつくり、法華経を千万部書写し、一念三千の観道を得たる人なりとも、法華経のかたきをだにもせめざれば得道ありがたし。たとへば朝につかふる人の十年二十年の奉公あれども、君の敵をしりながら奏しもせず、私にもあだまずば、奉公皆うせて還ってとがに行なはれんが…

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持妙法華問答抄(願はくは「現世安穏後生善処」~今生人界の思出なるべき)

 次に、『持妙法華問答抄』。 持妙法華問答抄                                 願はくは「現世安穏後生善処」の妙法を持つのみこそ、只今生の名聞後世の弄引なるぺけれ。須く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ、他をも勧めんのみこそ、今生人界の思出なるべき(御書三〇〇㌻八行目)  「願はくは「現世安穏後生善処」の妙法を持つのみこそ、只今生の…

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持妙法華問答抄(一念信解の功徳は~布施に勝れたり)

 では、次にまいります。『持妙法華問答抄』。 持妙法華問答抄                                一念信解の功徳は五波羅蜜の行に越へ、五十展転の随喜は八十年の布施に勝れたり (御書二九七㌻九行目)  「一念信解の功徳は五波羅蜜の行に越へ』。この「一念信解」とは、『寿量品』に説かれた仏寿長遠を一念に信解して仏様に帰命するということでありま…

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